ガラスびん再資源化

笹岡工業所では、平成12年度より福井県内で回収された色付き廃ガラスびんを安全なガラス細骨材として再生処理加工したガラス砂入りコンクリート二次製品「Gブロック」の製造・販売を主力にその他ガラスリサイクル製品の販売をおこなっています。

埋め立て処分されていたガラスびんをリサイクル

 国内では、色付きガラスびんに代表されるように、再溶融でガラスびんに再生できないガラスくずの多くは現在でも埋め立て処分されているのが現状です。

 そこで当社は天然資源である「珪砂(けいさ)」を主成分とするガラスを安全な「砂」として再利用するためにはどうしたらよいか、また、製造された製品をどのような技術を用いて活用するかを研究するなかで「Gブロック」の製造が可能になりました。

 「Gブロック」の普及はもちろんのこと、さらにガラス砂を「安全な骨材」として有効利用することについて各行政機関及び地域住民の理解と協力を得るため、当社独自の努力を今も続けています。

受け入れた廃ガラスびん

ガラスびん砂状化装置

ガラスカレットの再利用をいかに拡大していくか

 近年、「Gブロック」に代表されるコンクリート二次製品をはじめとして、アスファルト舗装、インターロッキングブロック、平板タイルなどいろいろな製品にガラスくずから作った「砂」を混ぜ合わせた、いわゆる『環境配慮型製品』を多く見かけるようになりました。

 しかし、全国の色付きガラスびんをリサイクルしている企業が今日かかえる問題は、カレットのさらなる出口・需要(再利用)をいかに拡大していくのかという点であり、平成15年度におけるガラスびんの国内生産量と輸入量およびリサイクル量から試算しても、年間約50万トンの廃ガラスびんが今日でも再利用されていないまま埋め立て処分されているのが実情です。

 この現状を改善するべく当社は現在のガラスリサイクル技術を基本としてさらに研究開発を続け、福井県が全国に向けて「ガラスリサイクルの情報発信基地」になるよう努力しています。

福井県勝山市の恐竜壁画

笹岡工業所のリサイクル塗料で描かれてます

色付きガラスびんの再資源化による効果

(1)廃棄物の減量化効果
当社のガラスびん砂状化破砕装置は、廃ガラスびんを破砕、粒度調整することによりそのすべてを利用することが可能であり、埋め立て処分を行う必要がなくなります。

(2)省資源・省エネルギー効果
現在の他用途のほとんどは土木資材です。つまり天然の砂や砕石の代替利用であり、これら採取の抑制になります。さらに、ガラス砂製造の基本的な原理が「ガラス同士のぶつかり合い」のため、エネルギーコストが非常に抑えられています。

(3)環境保全効果
埋め立て処分をなくすことが最終処分場の延命化につながります。さらに、天然砂や砕石の採取を抑制できるため、採取のための地形変化を防ぐことができ、このことにより洪水などの自然災害や環境破壊を防止することが期待できます。

(4)波及効果
再資源化事業が普及することにより、ガラスくずの埋め立て処分がなくなります。また、土木建築など公共性の物に多く使われることからリサイクル推進の啓蒙(けいもう)につながります。さらにはガラスリサイクル技術の向上につながり、よりいっそう安全なリサイクル製品が市場に出回り、「循環型社会形成」がより確実なものになります。